自傷行為のお話です。

19歳のころ、陥った時、

孤独で孤独でどうしようもなかった時、

深く切ってしまいました。

ちょうど７年前の今の時期かな。

それでもこうして跡が残ってる。

跡の写真だから、許してね。

私の自傷行為は中学三年生から。

漫画の影響を受けて、

薄く薄く、切っていました。

カミソリをポッケに入れてた時期もあります。

なんで、やっていたのか、

当時の気持ちは思い出せない。

思い出せないの。

高校生の頃はやってない。

大学生でやってしまった。

トータルで見ると

自傷行為歴は11年になるのかな。

子供ができてからは

切ってなかった。

お母さんに傷があったら悲しいでしょ。

でもどうしようもない時、

自分をぶっていた。

それが離婚で悪化して、

痣にならないとだめになった。

実は、なんでかな、

真っ青な腕の写真が何枚か残ってる。

切ることは、もうないだろうな、

そう思ってた。

でも、今、この昔の傷の上に

また傷がある。

それがやっと塞がってきたから

何か、書きたいなと、思って。

私は手首は切れないの。

わかりやすい場所にはできない。

二の腕の内側、

太腿の付け根。

夏でも普通に半袖きるよ。

言わないとわからないみたい。

肉われとかかなって言われたことがある。

今はさ、もう腕出さないから

それもあって切ってしまったな。

また半袖になる頃には白くなってるだろうなって。

冷静に、冷静に、考えて、

冷静に切るんです。

よく、リストカットしている時は

痛みを感じない、と、言われてるけど

私は、痛いよ。

でもね、心の苦しさよりも

全然楽なの。

心の傷は見えないから。

目視できないと、不安なの。

そう思って、目視さえできればと思って

しばらく痣がある生活だったな。

最初は生理前、PMDDかな。

でも休職する前、もう限界だったのかな、

仕事中でも痣を作っていたの。

コントロールができなくなってた。

そして、今。

ぶつけるの怖いの。

痩せたからかな、骨に当たって痛いの。

だから切るの。

加減はもう知ってるの。

自然治癒できる深さを知ってるの。

ほら、死にたいけど、

死ぬわけにはいかないから、

冷静に考えて、

大変なことにはならないように、

考えて切っているの。

今、二の腕に二本、深い傷がある。

やっと塞がった。

ちょっとギリギリを責めすぎたかもしれない。

でも、塞がったからね。

太腿、まだ赤い傷跡がある。

最近薄くいっぱい切ったのと

もう少し前、深く切ってしまったのと。

腕の内側には消えかけの痣がある。

満身創痍。

満身創痍だよ。

どうして、こんなに苦しむんだろうね。

どうして、傷つけることしかできないんだろうね。

命は幸せになるために、

生まれてくるんだけどな。

私の子供は幸せになるために生まれてきたの。

私のもとに、

こんな私のもとに生まれてきてくれたの。

懸命に、生きてるの。

成長していくの。

私も、幸せになるために

生まれてきた命なんだけどな。

同じ命なんだけどな。

消えてしまいたい。

死にたい。

死んではいけない。

死にたい私。

生きていく子供。

いろんなものの間にいる。

みんな幸せになるために生まれてきたの。

みんなだよ。

なのに、どうして、

こうやって傷つけることしかできない、

私みたいな人が多いんだろう。

リストカット、自傷行為、

よく聞く話だよ。

よく聞く話なんて、おかしいでしょ。

あってはならないんだよ。

みんな守られるべき存在で、

誰かに否定されるような存在じゃないの。

みんな幸せになる権利を持ってるの。

なんなら義務だわ。

私は、やっと傷が塞がった。

またやってしまうかもしれない。

でもね、初めて思ったの。

私は、可哀想だ。

幸せになるために生まれてきて

その時、その時、懸命に考えたのに、

傷だらけになっていくことしかできない。

傷だらけの体。

痩せていく体。

かわいそうでね、仕方ないんだよ。

こんな風になるために

生まれてきたんじゃないんだよ。

傷の上に傷を重ねるために

生まれてきたはずがないんだよ。

もし、今、リストカットをしてる人がいたら

どうか誰もこれ以上否定しないであげて。

幸せになるために必死になるべきなのに

自分を責めることに必死なの。

かわいそうだよ。

みんな、かわいそう。

失礼なの？

でも、私は私がかわいそう。

おんなじ想いを抱えてる人がいるなら

その人もかわいそう。

いつかやめられたらな、

それでいいのよ。

必死に捻り出した方法がこれなだけ。

生きてるんだもん。

生きるためにやってるんだもん。

みんな一生懸命なの。

これ以上そんな人たちの頑張りを

否定しないであげて。

どこかで少し間違えただけなの。

本当に少し、間違えてしまっただけなの。

中身は本人の努力と叫びなの。

やっと傷がふさがった。

もう切ることはないと思ってたんだけどな。

でも、私は一生懸命です。

間違えた方法なのはわかってます。

でも死にたいです。

心が苦しいです。

今の私にはこうするしか、

立っている方法がないんです。

もう、傷は重ねたくない、

カミソリは持ちたくない、

でも、またやってしまっても

今度は、私は私を否定しないよ、

苦しいね、辛いよね、かわいそうだよ、

自分に声をかけてあげるの。

みんな頑張ってるから。

自傷行為、という形でなくても

それぞれがそれぞれの生き方で

戦っているから。

誰も、戦わなくて済む、優しい国になって欲しいもんだね。